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コラム
保育業界の常識・世間の非常識
業界特有の特徴や風習・文化が存在します。そして、それらは保育業界では常識的な考え方でも、世間ではあまり考えられない非常識的な考え方が保育業界では常識的などもも多く存在します。
たとえば、以下のような点です。
●女性職員比率が95%以上
この車では業界の企業ランクや業界を代表する法人、企業について紹介をしていきます。業界の構造として、社会福祉法人とその他法人(主に株式会社など)に大きく分類されます。
この数年は株式会社の急速な事業展開が注目されており、毎年2桁成長を遂げている株式会社もたくさん存在しています。その一方で、社会福祉法人で多園化している法人も毎年施設を増やしており、業界における影響力を高めています。
言うまでもなく、保育業界は女性が主の業界です。つまり女性特有のライフステージの変化に、保育士も事業者も適応していく必要があります。
●役の階層が少ない。
保育現場では一般→主任→(副園長)→園長というのが一般的な役職の階層になっており、キャリアアップしにくい環境が未だ残っています。
●中小企業でも新卒採用がメイン
一般企業で新卒採用を積極的に行っているのは大手企業です。中小企業は通常即戦力を優先するためキャリア採用が中心となるのですが、保育業界は養成校の関係もあり、ほぼすべての事業者、とりわけ学校法人や社会福祉法人では新卒採用に取り組んでいます。
●保育士が休むと運営できない
人員配置によっては、保育士が風邪をひいたからと言って、急に休むことはできません。
それも踏まえて、一般的には上記基準よりも多く配置をする、休日を取っている保背士に急遽出勤を依頼して対応するようなケースもありますが、同時に複数の人が休みたいときに休めないということが起こり得ます。
●共存する複数の法人格。
社会福祉法人、学校法人、株式会社、NPO、個人事業主など、多様な経営主体で成立しているのが保育業界です。これも珍しい環境です。
●定員が決まれば保育士の年収が決まる
定員や稼働率という板念が大前提であり、回転率という概念が存在しないため、収入や売上の天井は、基本的に定員が決まった時点で確定する構造になっています。
