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コラム
アウトソーシングの台頭
医療分野や介護分野同様に、保育サービス業界でもアウトソーシング化が進行しています。他業種の流れを捉えると、今後はさらにこの傾向が強くなることが予想されます。
保育業界でも近年では給食業務、IT業務、事務・経理業務、広報業務などが登場してきています。今後は人材派遣業、有料職業紹介業などの人事業務系のアウトソーシングも増えることが予想されます。このように、アウトソーシングの波は少しずつ高まっていますが、アウトソーシングのメリットとしては、固定費を変動費に変えてコスト削減を図れる、自社にない専門能力の活用ができる、トラブル時のリスクヘッジになる、採用広告費が抑えられる、研修教育がいらない、中核業務に専念できるなどと言われています。近年ではAI・ロボットの台頭により、保育サービス業界にも近いうちにこのような第四次産業と呼ばれています。
一方でデメリットもあります。具体的には情報漏えいのリスクがある、帰属意識が高まらない、アウトソーシング先の会社の倒産リスクがあるなどがあり、決してよい部分だけではないということです。よって、安易にアウトソーシングするのではなく、適材適所で自社の弱みや課題を補完できるケースにのみ実施するのがよいでしょう。
また、アウトソーシングはその業者によって様々です。そのためにしっかりと業者先を吟味し、自園に合った企業を選定することがとても重要です。一社に依存せず、複数社で検討しましょう。
アウトソーシングのメリット
●固定費を変動費に変え、コスト削減を図れる
●自社にない専門能力の活用ができる
●トラブル時のリスクヘッジになる
●採用広告費の抑制、研修教育がいらない
●中核業務に専念できる
アウトソーシングのデメリット
●情報漏えいのリスクがある
●帰属意識が高まらない
●アウトソーシング先の会社の倒産リスクがある
