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コラム
競争も起こるが最後は共生
供給が需要を上回ることで「競争原理」が自ずと働くことは間違いないでしょう。しかし、競争して他を負かすという経営はよい方法ではありません。それぞれの長所を活かす経営こそが「共生」の経営です。
「競争は相手を負かす」
現在、都心部の認可保育所については、競争という供給が需要を上回れば必ず「競争原理」が働き、時代は競争時代に突入していきます。競争とは他を負かして自らが勝つことです。そのための経営戦略の根幹にあるのは「他の弱みにつけこみ、それ以上のことをする」という発想であり、言葉はよくないですが、「叩き潰す」という意味が込められています。
今の幼稚園業界にはそれに近いものが時々見受けられます。これまで特定の地域に入ってこなかった幼稚園がいきなり入り込んできて、その商圏から園児を奪い取るという事態が起きているのです。幼稚園もそうですが、保育サービス業界のような社会貢献性の高い事業だからこそ、競争という概念に違和感を感じています。
理念を持たなくても、多くの施設で園児は充足している状況です。しかし、小規模保育や企業主導型保育などについては、すでに競争が起こっています。その理由は前述しましたが、「四月ショック」によって、多くの園児が認可保育所に移行していくためです。経営を揺るがす大きなショックですから、競合と見なさないわけにいきません。このように、異業種だけでなく、保育サービス業や幼稚園でも「競争」という考え方が浸透しているのです。
共生は長所を活かす
「競争」という言葉の反対の概念として「共生」という言葉あります。共生とは「共に生きること」。
●それぞれの長所を活かす=長所
●相手を意識しすぎない
●役割分担をする。
この共生にとって最も重要なのが、「それぞれの長所を活かす」という発想です。よって、経営戦略のキーワードは「長所伸展法」になります。自分たちの長所を発見し、その長所の伸ばし方を仕組み化するのです。その考え方と「他の弱みにつけこみ、それ以上のことをする」という競争の考え方とでは一線を画します。
社会福祉法人の認可保育所にとっては、株式会社の大手は脅威かもしれません。株式会社の新規参入企業としては、近隣に大きな認可保育所ができたら脅威に感じるでしょう。競争心むき出しに戦おうとする人も少なくないでしょう。しかし、それぞれに役割があるのです。それぞれに長所があるのです。それを見極めた上で、何よりも重要なのが「誰のために事業を行っているのか」という原点に立ち返り、長所を磨き上げせることなのです。
共生の精神がこれからの保育サービス業界では重要なのではないでしょうか?