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コラム

少子化の実態と経済への影響
少子化は日本において最も重要な問題の一つです。人口ビラミッドから考えると、今後子ども世代の人口増加なしに日本の未来はありません。少子化が起こる原因とそれがもたらす影響を見ていきましょう。
少子化の原因
少子化の原因は多岐にわたります。影響力の大きい要素としては、「仕事と子育ての両立ができる環境不足」、「結婚や出産に対する価値観の変化」、「子育てに関する不安感の増大」、「経済的不安定」などが挙げられます。
女性の社会進出が進む一方で、ライフスタイルにおける価値観の変化が妊娠・出産・子育て以前に晩婚化や未婚化を招き、また、経済的負担や失業者、ニートなどの増加により出産に踏み切らない、理想とする子どもの人数を産むのは大変という意見も多いようです。
社会変化、経済環境の悪化などが少子化の原因になっています。
少子化の影響
少子化の影響は主に「経済的影響」が挙げられ、具体的には労働人口減少が問題視されています。総務省は、二〇五〇年には現在よりも約四〇〇〇万人少ない六三〇〇万人まで減少すると発表しています。これによって消費や経済全体が低迷し、日本の国際競争力は確実に弱まります。さらに、社会保障費の負担も大きな問題です。
また、経済的影響以外には、兄弟のいない世帯、少ない世帯が増えることによって、子ども同士が切磋琢磨し社会性を育みながら成長していくという機会を減少させ、自立したたくましい若者へと育っていくことをより困難にするなどの社会的影響も考えられます。