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コラム
ファン創造力を高める
マーケティングとは「ファン創造活動」であると定義することができます。そしてファンを創造するためには三つの考え方が必要になります。
です。
まずファンを創造するために最も大切なのが「独自固有の長所」を創り、磨き上げるという考え方です。独自固有の長所とは「その園(もしくはその会社)にしかない唯一無二の優れた点」を指します。どんな業界でもそうですが、顧客も人材も今一番。に集まります。一番とは決して規模ではありません。何でもよいので「その地域(業界)でこれについては私たちが一番」と自信を持って言えるものがあれば、それが顧客も人材も集まるのです。その一番。には二つの種類があります。それが「独自性を持つ一番」と「優位性を持つ一番」、つまり「オンリーワン」と「ナンバーワン」です。
次に重要なのが「人財力」です。保育サービス業は数ある要素の中でも人材で七〇%は決まります。よって、前述した「独自固有の長所」も、本来ならば人材で何か一番になれるのが最も効率的なのです。どんなに圧倒的な長所があったとしても、結局はそれを伝えいる、そして動かしていく人材の力がなければ威力は半減してしまうのです。
人材は「現境」と「仕組み」で大きく変化します。環境とは理念や働き甲斐、組織風土、人間関係などを指し、仕組みとは評価制度、昇級制度、休暇制度などを指します。これらを整備するのが経営者の仕事であり、それによって「人材」が「人財」へと変化するのです。
最後に大切なのが「広報力」です。どんなにピカピカ光る長所があり、それを動かす人財が組織内にいても、それを発信できる力がなければ宝の持ち腐れになってしまいます。今後は社会福祉法人認可保育所も広報力が重要になると述べていますが、マーケティングにおける一つの要素を構成しているのがこの広報力なのです。
発信するのはもちろん「長所」と「人」です。これは保育サービス業における広報にとって、とても重要な考え方の一つですが、「「人とノウハウ」によって「成果と成長」を表現する」のが基本です。
そして成果と成長をどのように見せるか、表現するか、この方法を効果的にできる園や法人、企業はこれから大きな武器を持つことでしょう。
