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コラム

マーケティングが重要になる
マーケティングとは「ファン創造活動」であると筆者は定義しています。そのためには確認しなければならないことがたくさんあります。
保育サービス業にとって、特に社会福祉法人認可保育所事業者にとって、マーケティングはこれまで縁のない概念だったのですが、新制度スタート以降、認定こども園への移行も増加していることから、これからは間違いなく必要となる概念になります。
マーケティングとは様々な定義がありますが、この保育サービス業にカスタマイズして一言で言えば「ファン創造活動」と言うことができます。元々マーケティングとは「顧客への価値提供及び関係性構楽活動」を指すことが多いのですが、特に顧客との関係性を長期的に構築しやすい保育サービス業界のような業界では、「ファン」という言葉を使用するのが最適であると捉えます。

一般的にマーケティングでは、市場を細分化するための物を探し出し(セグメンテーション)、その上で狙 うべき市場を定め(ターゲティング)、そしてターゲットセグメントにおいてどのような差別化を行うか(ポジショニング)を考えるのですが、保育サービス業界では多くの事業者がこのようなことを考えません。
保育サービス業界にセグメンテーションは不要なので、中小零細の事業者なら、地域内でどんな保護者を対象とするか、大手企業や全国チェーンならば業界内でどんなボジションを取るのか、教育や保育特徴、ブランドイメージなどから決定することが求められます。