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コラム
収益性の低い認可外保育所
保育サービス事業は決して収益性の高い事業ではありません。だからこそ地道な経営活動が必要なのです。市場が成長しているからと言って、事業が上手くいくということではないのです。
程度は時間がかかると思ったほうがよいでしょう。
保育サービス業は安心と信頼が大切
新規参入した保育所というのは地域に根付いておらず、実績もないため、なかなか信頼を得られません。
企業主導型保育事業のように、地域で信頼されている企業が企業内保育として行うならばまだしも、まったくの新規で個人が事業を始めるケースなどは、信頼を得るまでに多くの時間を要します。信頼を得るに伴って園児の数が増えるため、オープン後すぐに園児が集まり、採算がとれるというのは極めて稀です。地域に浸透させ、安心と信頼を築いていく他ないのです。したがって、経営が軌道に乗るまで最低でも一年。
保育事業に参入しようと考えるならば、今後は企業主導型保育事業でのスタートが主となります。選択肢としては、認可外保育所、企業主導型保育、地域型保育事業のいずれかがありますが、補助金や助成金の入らない認可外保育所ではよほど独自価値を高められるケース以外では経営は難しく、地域型保育事業においても、実績がないままに参入できる地域は稀です。
飲食店や小売店ならばまだしも、安心と信頼がすべての保育サービス業ですから、少しずつ実績を作り、 そうなると、個人事業で保育サービス事業に参入するというのは、いかに参入障壁が高いのかということが、よくわかると思います。